病院事業管理者ごあいさつ
当院は県内に2つある救命救急センター(3次救急)の1つを、県立中央病院(金沢市)と連携して担当しています。私達は、能登半島全域に目を向け、発災後、「断らない救急の最後の砦」との思いをさらに強くし、“自分たちがなすべきミッション”を常に意識し、日々、使命感をもって業務に取り組んでいます。
脳外科医3名、小児科医5名、精神科医5名と、能登半島では唯一の充実した医療チームで、脳卒中スクランブル、小児救急、精神科リエゾン・デイケア、DMAT活動などにも力を入れています。また、臨床医学研究に力を入れると同時に、CTperfusion装置の導入、400床以上の病院として全国初のクラウド型電子カルテ(HX-Cloud)の導入、今年は手術用ロボットを最新型に更新するなど、地方においても高度急性期病院としての高品質の医療を提供できるよう努めています。
「医療はサイエンスが5割、ヒューマニティーが5割」とは、聖路加病院の日野原重明医師がよくおっしゃっていた言葉です。人間味にあふれ、マニュアルにとらわれない温かみのある医療サービスを提供できる病院を目指し、職員一丸となって、これからも成長を続けていきたいと考えています。
令和6年4月 公立能登総合病院 七尾市病院事業管理者 吉村光弘