令和6年1月1日から選定療養費が変わります。
当院は、「紹介受診重点医療機関」として承認を受けたことにより、令和6年1月1日以降、他の保険医療機関等からの紹介状なしで受診された場合、初診時又は再診時に保険医療費とは別に、以下のとおり選定療養費をご負担いただくことになります。
紹介状をお持ちでない患者さんに負担いいただく金額(消費税込)
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12月31日まで |
令和6年1月1日から |
| 初診時 |
2,200円 |
医科 |
7,700円 |
| 歯科 |
5,500円 |
| 再診時 |
なし |
医科 |
3,300円 |
| 歯科 |
2,090円 |
負担いいただく対象となる方
| 初診時 |
紹介状なしで当院を受診される初診の患者さん |
| 再診時 |
当院の医師から他の医療機関へ紹介したにも関わらず、当院を受診される患者さん |
ただし、緊急その他やむを得ない事情により、他の医療機関からの紹介によらず来院した場合は、この限りではありません。
選定療養費(非紹介患者等加算料)の支払い対象とならない方
【初診・再診共通】
・他の医療機関から紹介状を持参された方
・救急車等で来院された方
・各種公費負担制度の受給者である方
※地方単独の公費負担医療の受給者は、国の公費負担制度の受給対象者に準ずるもの
※「小児医療助成制度(こども医療費)」、「ひとり親家族等医療医助成制度」は選定療養の対象となります。
※難病指定医療費助成など公費受給対象となる疾患が定まっている場合で、それ以外の疾患について受診される場合は選定療養費の対象となります。
・外来受診後、そのまま入院した方
・労災、公務災害、交通事故、自費診療の方など
【初 診】
・自施設の他の診療科から院内紹介されて受診される方
・医科と歯科との間で院内紹介された方
・特定健康診査、がん検診等の結果により精密検査受診の指示を受けた方など
※紹介受診重点医療機関について
「紹介受診重点医療機関」とは、かかりつけ医からの紹介状を持って受診いただくことに重点を置いた医療機関です。手術・処置や化学療法等を必要とする外来診療や、放射線治療等の高額な医療機器・設備を必要とする外来診療を行う医療機関です。
風邪などの緊急性のない病気の場合、まずは「かかりつけ医」を受診していただき、その後、専門的な検査や治療が必要と判断された場合には、かかりつけ医の紹介状を持って「紹介受診重点医療機関」を受診することになります。状態が落ち着いたら紹介受診重点医療機関から地域の「かかりつけ医」に戻っていただくことになります。
「かかりつけの医療機関」と「紹介受診重点医療機関」の役割分担により、患者さんが適切な検査や治療をよりスムーズに受けられるようになり、待ち時間の短縮等が期待されます。
紹介受診重点医療機関リーフレット

正常分娩は出産後6日間、帝王切開では9日間の入院となります。
妊娠から出産まで安全に経過できるよう、妊婦健診・妊婦指導などを通してお母さんと赤ちゃんを見守ります。また、退院後も電話訪問や母乳外来などを行い、育児をサポートします。
□スタッフ
産婦人科医師 富澤英樹(日本産科婦人科学会専門医、母体保護法指定医)
当院の産婦人科は常勤医1名、非常勤医3名の体制で診療を行っています。大学及び近隣の先生に協力していただき、最良の医療が提供できるように連携を密にし、日々研鑽を積んでいます。
産婦人科医師・助産師が、妊婦健診から出産、1か月健診まで継続的に診察を行います。
当院では3D/4D超音波診断装置(エコー)を導入しており、妊婦健診の際に胎児疾患の発見や、赤ちゃんの表情を細かく観察することが可能です。ご家族も一緒にリアルタイムな映像をご覧いただけます。妊娠初期には子宮内をのぞいたような神秘的な画像が見られます。顔の表情などが良く映る時期は羊水腔に余裕のある妊娠25週〜36週頃です。妊娠15週以降には性別も判定可能です。また、当院では助産外来でも同様にご覧いただくことができます。お腹の中で日々成長を続ける赤ちゃんの写真を記念として差し上げています。(赤ちゃんの向き、胎盤の位置、羊水量によっては上手く描出できないこともあります。)
当院妊婦健診通院中の方は無料で撮影させていただいています。(その他の方は、有料(自費)となります。また、予約が必要ですので産婦人科外来までご相談ください。)
当院の常勤小児科医は5名です。24時間体制となっているため、出産時に赤ちゃんの調子が悪い時や帝王切開の場合には小児科医師が必ず立ち会い、すぐに対応します。また、出生後と退院後には小児科医師の診察があり、出生直後から退院まで見守ります。
七尾市内で小児科医師が24時間体制なのは当院のみとなっており、退院後も、定期健診、予防接種などかかりつけの病院にされる方も多くいます。
助産師は、現在13名が勤務し、24時間体制でお母さんと赤ちゃんを見守っています。
助産師は全員、NCPR(新生児蘇生法)の認定資格を持っています。
日本看護協会が開発したCLoCMiPレベルⅢ認定制度に認定された『アドバンス助産師』が7名います。(アドバンス助産師とは、自律して助産ケアを提供できるレベルにあることを認証された助産師のことです。)
また、助産師が妊婦健診を行う助産外来も行っています。 →助産外来について詳しくはこちらへ
一人ひとりの出産、赤ちゃん誕生の瞬間が安全で、心に残る思い出になるよう、スタッフ全員でお手伝いさせていただきたいと思います。心配なことや分からないことがあれば何でも医師・助産師にご相談ください。
妊婦健診
妊婦さまの健康管理とお腹の赤ちゃんの健やかな成長と発達を見守り、そして元気に育んでいくために下記の内容の検査を実施しています。採尿検査・腹部超音波検査は毎回行います。
【日 時】月~金曜日 午前8:30~11:30
※ 土、日曜日・祝日・年末年始(12/29~1/3)は行っておりません。
| 健診内容/週数 |
初期~ |
12~ |
16~ |
20~ |
24~ |
26~ |
28~ |
30~ |
32~ |
34~ |
36~ |
37~ |
38~ |
39~ |
40~ |
| 4週間に1回 |
2週間に1回 |
1週間に1回 |
| 医師診察 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
助産外来
(希望者) |
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〇 |
〇 |
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〇 |
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| 超音波検査 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
| 内診診察 |
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〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
| 採血検査 |
〇 |
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〇 |
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〇 |
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| おりもの検査 |
〇 |
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〇 |
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| 胎児心拍モニタリング |
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〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
当院では、妊娠中から出産後まで安心してお過ごしいただけるよう、担当の助産師が中心となり当院産婦人科医師、精神科の医師、心理士、医療ソーシャルワーカー、地域の保健センターの方々と連携し、1人ひとりに寄り添い継続したサポート体制をとっております。不安に感じていることや体調の変化などどんなことでもご相談ください。
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| 妊婦指導室 |
胎児心拍モニタリング室 |
〈助産外来スケジュール〉
| 検査項目/週数 |
初期 |
26~28 |
34~35 |
36 |
37 |
38以降 |
| 血液型 |
〇 |
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| 貧血検査(Hb) |
〇 |
〇 |
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〇 |
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感染症検査
(HBs、HCV、梅毒、風疹、トキソプラズマ、HIV) |
〇 |
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| 血糖値 |
〇 |
〇 |
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| GBS検査 |
〇 |
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〇 |
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| 淋菌検査 |
〇 |
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| クラミジアDNA |
〇 |
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〇 |
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| 子宮頸部細胞診 |
〇 |
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| 胎児心拍モニタリング |
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〇 |
〇 |
〇 |
※他院で上記の検査を実施している場合でも、当院の産婦人科を初めて受診された場合は再度検査させていただくこともありますので、ご了承ください。
助産外来
助産外来とは、助産師が行う妊婦健診のことです。病棟助産師が担当しますので、妊娠・出産・産褥と継続したケアを受けていただくことができます。医師の立ち会いはありませんが、医師の診察が必要と判断された場合は、医師が診察を行う体制となっております。
女性同士だから分かりあえること、日頃困っていること、不安を感じていることなど、ゆったりとした雰囲気の中でお話してみませんか?ぜひ、ご家族と一緒にお越しください。
【対象となる方】
妊娠経過が順調で、医師が助産外来対象と判断した妊婦さま。
対象の妊婦さまには、初回妊婦健診時に同意書をお渡しいたします。
【日 時】
毎週火曜日 13:00~
30分毎の完全予約制です。待ち時間はほとんどありません。
※ 予約時間の10分前に来院していただき、尿検査、血液検査(対象週数の方)を済ませてお待ちください。
【場 所】
Dブロック産婦人科外来
【料 金】
通常の妊婦健診(無料補助券が使用できます)と同額になります。
※ 助産外来を希望されない場合も、今後の診察に不利益が生じることは一切ありません。
妊婦教室のご案内
当院では、妊婦教室を開催しています。
妊娠中を健康で過ごし、より安全で満足のいく出産となるように、また、赤ちゃんが生まれたらスムーズに母乳育児ができるように、妊婦さまとそのご家族を応援しています。
積極的な皆さまの参加をお待ちしています。
※ 費用は無料です。
※ 予約制になります。受講予約は、妊婦健診時に助産師に伝えていただくか、Dブロック産婦人科外来受付(0767-52-8705)にお声がけください。
【対象となる方】
妊娠28週以降の妊婦さん
【日 時】
毎月第2・第4水曜日 午後2時~(1時間30分程度)
※祝日はお休みになります。
第2水曜日 対面形式
第4水曜日 オンライン(ZOOM)
【参加費】
無料
【持ち物】
めばえ、筆記用具、母子手帳、飲み物
【内 容】
・入院のタイミングについて
・入院時の持ち物について
・お産の経過、呼吸法について
・母乳育児について
入院費用について
| 出産費用の目安は次のとおりです。(令和7年5月1日~) |
| 分娩方法 |
使用する部屋 |
費用 |
| 自然分娩(入院6日間) |
個室 |
平均450,000円 |
| 帝王切開(入院9日間) |
個室 |
平均370,000円 |
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| また、加入している保険(国保、社保など)から、「出産育児一時金」が支給されます。「出産育児一時金」につきましては、「出産育児一時金の直接支払制度」があります。この制度は、病院の窓口で支払う出産費用の負担を軽減することを目的として導入されたものです。事前の申請により、被保険者が受け取る出産育児一時金が、保険者から病院へ直接支払われる制度で、窓口ではその金額を超えた費用のみを支払う仕組みです。詳しくは加入している保険者または診療支援課へお問い合わせください。 |
部屋について
個室、大部屋(4人部屋)とあります。
出産時、個室代は1日1,500円でご利用いただけ、トイレ・シャワーがついています。 |
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□アメニティー
部屋にお産カート・お産バッグが準備してあります。 |
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・お産カート…飲み物、電気ケトル、ティッシュ、ナプキンS/M、ドライヤー
・お産バッグ…防水シーツ、骨盤ベルト、ショーツ、スリッパ、シャンプー、リンス、
ボディソープ、歯ブラシセット、ランシノー(乳頭保護の軟膏)、ブラシ |
授乳室にも各サイズのナプキンや母乳パットが準備してあります。
また、赤ちゃんの洋服や、オムツ、おしりふきも当院で準備してあります。
タオル、寝衣は日額制のレンタルサービス(CSセット)がご利用いただけます。
入院中は洗濯の心配をせず過ごしていただけます。 |
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□入院中の食事
入院時から、朝昼晩と食事が出ます。希望により主食をパンや麺類にも変更可能です。
妊娠~産後に必要な栄養素が取れるよう、時期に合わせた献立を考えています。
15時と20時に間食と夜食が出ます。
産後には、お祝いの気持ちを込めまして、「お祝い食」が1回出ます。 |
出産について
入院時から、病棟助産師が産婦さま・ご家族と関わります。
妊婦さまと相談しながら、満足のいく出産となるようサポートします。
その時の状況や産婦さまと相談しながら、出産までリラックスして過ごせるよう環境を整えています。ご希望によりお部屋で過ごしたり、待機室を利用することができます。 |
バースプランについて
バースプランとは、出産や育児に対して「こんな出産にしたい」「こんなふうに過ごしたい」といった要望をまとめた、妊婦さま自身の計画書になります。当院では妊娠後期(28週以降)の妊婦健診あたりにバースプランの用紙をお渡ししています。
これから迎える「出産」・「育児」についての思いや考えを、ご自由にお書きください。
・出産に向けての今の気持ち
・自分の出産のイメージ
・出産の時、どのように過ごしたいかといった希望
・授乳について、育児についての考え
・その他 スタッフに伝えておきたいこと など |
必ずしも全てのご希望に添えるものではありませんが、1人ひとりの思いを大切にし、妊婦さま自身が満足のいく出産だったと思えるように、できるだけバースプランに沿ったお手伝いをしたいと思っています。
立ち会い分娩について
当院では立ち会い分娩を行っています。ご主人さまとご両親が立ち合い可能です。詳しくは、外来での妊婦健診や入院時に助産師までお尋ねください。
母子同室について
「赤ちゃんとお母さまは、いつも一緒が理想です」
当院では、母と子の健やかな成長のために母子同室・母乳育児を推進しています。
赤ちゃんはお母さまの温もりによって安心でき、おっぱいが欲しい時にいつでもすぐ飲めます。このように過ごすことは、お互いの情緒の安定にもつながり、母と子の絆が作りあげられていきます。
また、入院中から赤ちゃんと一緒に過ごすことにより、赤ちゃんの生活リズムを把握し、自宅での育児がスムーズに行えることが期待できます。
授乳は母乳育児を推進していますが、ミルクの補足が必要になることもあります。
赤ちゃんの状態やお母さまの状態、またご両親の意向を確認しながら授乳や母子同室を行っていきます。
面会について
お母さまは昼夜関係なく赤ちゃんにおっぱいを飲ませています。お母さまの安静と休息が確保できるように、面会時間は14時~17時となります。
面会はご主人さまと、ご両親となります。18未満のお子さまの面会は禁止となります。
また、早期新生児(生後7日以内)は、抵抗力が弱く、感染しやすい時期です。赤ちゃんの感染を防ぐため、風邪症状のみられる方や何らかの感染症を患っておられる方は、ご家族でも面会をご遠慮して頂くようお願い申し上げます。
面会について詳しくは、スタッフにご確認いただくか、入院のご案内>面会のご案内をご確認ください。
母乳外来

当院で出産されたお母さんのご希望に合わせて退院後1~2週間を目安に、母乳外来を行っています。退院後、1か月健診までの母乳育児を継続してサポートします。もちろんその時期以外でも母乳に関する相談やアドバイス、乳房マッサージ、赤ちゃんの体重チェックなどを行っています。他院でご出産されたお母さんも受診可能です。
ぜひ、母乳外来をご利用ください。
【日 時】月・木・金曜日 ①14:00~14:45
②15:00~15:45
③16:00~16:45
火・水曜日 ①16:00~16:45
【場 所】4階西病棟 妊婦指導室
Dブロックにて受付していただき、妊婦指導室で行っています。
【費 用】2,000円(税込)※当院で出産された方は、初回無料です。
【持ち物】母子手帳、オムツ・おしりふき、タオル、授乳育児日記など
◎相談内容
:赤ちゃんの体重・黄疸チェック
母乳の量を増やしたい、母乳育児などに不安がある
卒乳・断乳の方法、乳腺炎・発熱などのトラブル
その他育児方法についてのご相談 など
※ 予約制になります。
ご希望の方は4階西病棟または産婦人科外来スタッフにお申し出ください。
電話でのご予約も承っております。
※ お身体の状態により、医師・助産師の診察で薬の処方がある場合、別途料金が発生します。
<問い合わせ先>
産婦人科病棟(4階西病棟)
TEL (0767)52-8708
電話訪問
当院で出産されたお母さんのご希望に合わせて退院後約1~2週間後を目安に電話訪問を行っています。
いざ自宅に帰ってみると、これでいいのかな?と心配に思うことが出てくるものです。予定された日時に担当の助産師がお母さんの身体のこと、赤ちゃんのこと、授乳や育児についてお伺いいたします。困ったことなどは、何でも気軽にお話ください。
お電話をかけさせていただく日時は、退院当日に助産師とお母さんとで相談します。
倫理審査委員会で承認された臨床研究
臨床研究の情報公開(オプトアウト)について
臨床研究については、通常は患者さんへ個別に文書もしくは口頭で説明を行い、同意にもとづき、実施しております。
もしくは臨床研究のうち、患者さんへの侵襲や介入等がない場合、国が定めた指針「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」にもとづき、患者さんから個別に直接同意を得ることに代え、臨床研究に関する情報を各診療科に掲示またはこのホームページ上で臨床研究に関する情報を公開し、同意されない場合は拒否することができる機会を保障しています(オプトアウト)。
PDF形式ファイルを見るには、adobe社のAdobe Readerが必要です。Acrobat Readerがインストールされていない場合は下記より無料でダウンロードできます。

当院では令和5年4月より全国自治体病院協議会の当該事業に参加しています。
集計された指標につきましては、全国自治体病院協議会ホームページ(医療の質・医療安全
指標の評価・公表等推進事業)に掲載されていますのでご覧ください。
※「医療の質・医療安全指標の評価・公表等推進事業」(全国自治体病院協議会HPへのリンク)
※2022年度に当院をDPC評価の対象として退院された患者さんを10歳ごとに集計したものです。
当院は総合病院として地域連携に積極的に取り組み、質の高い医療を幅広い年齢層の患者さんに提供しています。
全体でみると地域高齢化の影響で60歳以上の患者さんの受診が多く、全体の約79%を占めています。
また、当院は周産期医療・小児医療にも積極的に取り組み、10歳未満の患者さんの割合も高くなっています。