能登地域の被災地における心身等の不調を抱える方々が、医療やケアを受けることにより、住み慣れた能登地域で安心して暮らしていける社会を目指し、令和7年9月1日より、公立能登総合病院内に「メンタルサポートセンター」を開設しました。
被災地へのこころのケアの充実を図るための支援として、石川こころのケアセンター及びケアセンター奥能登をはじめ、市町や多くの支援関係機関が活動していますが、心身の不調を抱える児童、認知症の方々、身体疾患と精神疾患を併せ持つ身体合併症の方々などが、被災地にはおられます。これらの方々のニーズに応えるため、能登唯一の精神科病床をもつ総合病院としての強みを活かして、石川こころのケアセンター及びケアセンター奥能登等と連携し、被災された方々が安心して療育、介護及び治療を受けられるようサポートさせて頂きます。
■支援対象者
〇能登半島地震等により、生活再建過程で生じる二次的ストレス等、心身の不調が生じている方
〇既存の支援やケアだけでは対応が難しく感じている、児童や認知症及び身体合併症等の症状が生じている方
〇上記に掲げる者のほか、当院メンタルサポートセンターの医師等が特に支援が必要と認める方
■業務内容
〇支援対象者に対する当院受診の調整
〇支援対象者に対する訪問、オンラインによる助言・指導
〇支援者への支援
〇関係機関等への講演活動
〇その他被災者の生活の安定化を図る上で必要な支援
■支援チーム
当センターでは精神科医、小児科医、看護師、公認心理師、言語聴覚士、作業療法士、精神保健福祉士など多職種で総合的なケアを提供します。
■支援機関からの相談窓口:平日13:00~16:00 〔土・日、祝日・年末は除く〕
心身の不調を抱える被災者等のご相談を希望する関係機関等の方は、お気軽にお電話ください。
★子どものこころの相談
★心身に不安のある方の相談
★支援者支援
・精神保健福祉部 相談電話(0767)52-8760 |
★高齢者・認知症の相談
・能登認知症疾患医療センター 相談電話(0767)54-0089 |
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
令和6年能登半島地震における「災害拠点病院の受援体制の現状と課題」について研究されている、四天王寺大学の大学院生の方からインタビューを受けました。
当院では、病院長・看護部長・診療部長がそれぞれの立場から、地震発生当時の状況や対応、現場での経験についてお話しさせていただきました。
インタビューに来られた学生さんご自身も、災害看護支援のご経験をお持ちで、現場の声に深く耳を傾けてくださり、今後の災害対策に活かせる視点が多く共有されました。
遠方より能登まで足を運んでくださり、心より感謝申し上げます。

10月は「臓器移植普及推進月間」です。臓器移植医療への理解と関心を深めていただくことを目的に、全国各地で移植医療のシンボルカラーであるグリーンによるライトアップなど、さまざまな啓発活動が行われています。
当院におきましても、以下の期間に臓器移植医療に関する啓発活動を実施いたします。皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。
🟢 グリーンライトアップ(病院敷地内)
期間:2025年10月1日(水)~10月17日(金)
臓器移植医療のシンボルカラーであるグリーンの光で、いのちの大切さと希望のメッセージを発信します。

🟢 臓器移植普及展示ブース(正面玄関2階 風除室)
期間:2025年10月6日(月)~10月10日(金)
臓器移植に関する情報パネルや資料を展示しております。ぜひお立ち寄りいただき、移植医療への理解を深めていただければ幸いです。

入院基本料について
当病院は、(日勤・夜勤あわせて)入院患者2人に対して1人以上の看護職員がいます。入院基本料については、厚生労働大臣が認める「一般病棟入院基本料(急性期一般入院料1)・精神病棟入院基本料」の届出を行っている保険医療機関です。
| 病棟名 |
看護配置 |
| 救命病棟 |
【救命救急入院料1】を届出しています。
当病棟では、1日に14人以上の看護職員(看護師及び准看護師)が勤務しています。
なお、時間帯毎の配置は次のとおりです。
・朝9時~夕方17時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は2人以内です。
・夕方17時~深夜1時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は3人以内です。
・深夜1時~朝9時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は3人以内です。 |
| HCU病棟 |
【ハイケアユニット入院医療管理料1】を届出しています。
当病棟では、1日に10人以上の看護職員(看護師及び准看護師)が勤務しています。
なお、時間帯毎の配置は次のとおりです。
・朝9時~夕方17時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は2人以内です。
・夕方17時~深夜1時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は3人以内です。
・深夜1時~朝9時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は3人以内です。 |
| 4階東病棟 |
【急性期一般入院料1】を届出しています。
当病棟では、1日に17人以上の看護職員(看護師及び准看護師)及び看護補助者1人以上が勤務しています。
なお、時間帯毎の配置は次のとおりです。
・朝9時~夕方17時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は4人以内です。
看護補助者1人当たりの受け持ち数は11人以内です。
・夕方17時~深夜1時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は14人以内です。
・深夜1時~朝9時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は14人以内です。 |
| 4階西病棟 |
【急性期一般入院料1及び小児入院医療管理料4】を届出しています。
当病棟では、1日に17人以上の看護職員(看護師及び准看護師)及び看護補助者1人以上が勤務しています。
なお、時間帯毎の配置は次のとおりです。
・朝9時~夕方17時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は3人以内です。
看護補助者1人当たりの受け持ち数は12人以内です。
・夕方17時~深夜1時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は人以内です。
・深夜1時~朝9時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は6人以内です。 |
| 5階東病棟 |
【急性期一般入院料1】を届出しています。
当病棟では、1日に17人以上の看護職員(看護師及び准看護師)及び看護補助者4人以上が勤務しています。
なお、時間帯毎の配置は次のとおりです。
・朝9時~夕方17時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は5人以内です。
看護補助者1人当たりの受け持ち数は13人以内です。
・夕方17時~深夜1時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は14人以内です。
・深夜1時~朝9時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は14人以内です。 |
| 5階西病棟 |
【地域包括ケア病棟入院料】を届出しています。
当病棟では、1日に18人以上の看護職員(看護師及び准看護師)が勤務しています。
なお、時間帯毎の配置は次のとおりです。
・朝9時~夕方17時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は4人以内です。
・夕方17時~深夜1時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は16人以内です。
・深夜1時~朝9時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は16人以内です。 |
| 6階西病棟 |
【急性期一般入院料1】を届出しています。
当病棟では、1日に18人以上の看護職員(看護師及び准看護師)及び看護補助者1人以上が勤務しています。
なお、時間帯毎の配置は次のとおりです。
・朝9時~夕方17時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は5人以内です。
看護補助者1人当たりの受け持ち数は28人以内です。
・夕方17時~深夜1時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は14人以内です。
・深夜1時~朝9時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は14人以内です。 |
| 精神センター2階病棟 |
【精神病棟13:1入院基本料】を届出しています。
当病棟では、1日に14人以上の看護職員(看護師及び准看護師)が勤務しています。
なお、時間帯毎の配置は次のとおりです。
・朝9時~夕方17時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は3人以内です。
・夕方17時~深夜1時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は14人以内です。
・深夜1時~朝9時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は14人以内です。 |
DPC対象病院について
当病院は入院医療費の算定にあたり、包括評価と出来高評価を組み合わせて計算する「DPC対象病院」となっています。
| 医療機関別係数 |
基礎係数 |
機能評価係数Ⅰ |
機能評価係数Ⅱ |
救急補正係数 |
| 1.4842 |
1.0451 |
0.3160 |
0.0967 |
0.0264 |
DPC(包括評価方式)とは
患者さんの病気・病状をもとに手術・処置などの診療内容に応じて国が定めた「診断群分類」ごとに一日当たりの定額の点数を基本として医療費を計算することです。
東海北陸厚生局長への届出事項について
1)基本診療料等の施設基準に係る届出事項について
当病院は、保険医療機関の指定を受け、診療報酬に関する下記の届出を行っております。
基本診療料の施設基準について
特掲診療料の施設基準について
2)入院時食事療養に関する事項について
当病院は、入院時食事療養(Ⅰ)、食堂加算の届出を行っており、管理栄養士によって管理された食事が適時(夕食については午後6時以降)、適温で提供されております。
明細書発行体制について
保険外負担に関する事項について
当病院では、以下の項目について、その使用量、利用回数に応じた実費の負担をお願いしています。(消費税が加算されています。)
| 室料差額 |
特別室(3室) |
1日につき 11,000円 |
| 1床室A(29室) |
1日につき 6,600円 |
| (助産に係る場合) 6,000円 |
| 1床室B(22室) |
1日につき 4,400円 |
| (助産に係る場合) 4,000円 |
| 2床室(10室) |
1日につき 2,200円 |
分娩介助料(時間内)(2胎児目からは1人につき95,000円を加算した額となります。)
160,000円 |
(時間外)(2胎児目からは1人につき97,500円を加算した額となります。)
165,000円 |
(休日・深夜)(2胎児目からは1人につき100,000円を加算した額となります。)
170,000円 |
| 病衣料 |
1日につき 73円 |
| (助産に係る場合) 67円 |
| 自動車使用料 |
2kmまで 200円
(2kmを超える場合1kmごと、又は端数を増すごとに200円を加算した額。ただし、在宅患者訪問診察の場合は、2,800円を限度とする。) |
| 文書料 |
| 一般診断書 |
1,650円 |
就職・進学の身体検査書 |
2,200円 |
| 各種証明書(簡単)(助産に係る場合は1,000円) |
1,100円 |
各種証明書(学校用) |
330円 |
| 各種証明書(複雑)(助産に係る場合は2,000円) |
2,200円 |
死亡診断書 |
5,500円 |
| 入院証明書 |
5,500円 |
死体検案書 |
11,000円 |
| 通院証明書 |
2,750円 |
保険会社用詳細の書類 |
11,000円 |
| 身体障害資格決定書 |
5,500円 |
各種免許申請時の診断書 |
3,300円 |
| 年金障害認定診断書 |
11,000円 |
裁判・警察用診断書 |
11,000円 |
| ※その他の文書料は、管理者が定める金額になっています。 |
| 非紹介患者初診加算料 |
7,700円 |
| 他の医療機関からの紹介によらず、当病院に直接来院された初診の患者様には、初診にかかる費用をお支払いいただく事になっております。但し、緊急などやむをえない事情により紹介によらず来院された場合は除かれます。 |
| 入院期間が180日を超える場合の費用の徴収 |
| 入院期間が180日を超える場合、180日を超えた日から原則として、1日あたり2,720円を徴収させていただきます。前回の退院から3か月以内に同一の傷病にて入院となった場合は、前回入院期間(他医療機関での入院期間を含む。)を通算し、180日を超えた日からの徴収になります。 |
2025年7月19日職場で子どもと関わる大人の方、保護者支援をしている方を対象に子どもとのより良い関係を築くスキルを学ぶCAREプログラム専門家向けワークショップを開催します。
詳細は下記のチラシをご確認ください。

当院では、後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進を図るとともに、医薬品の安定供 給に向けた取り組みなどを実施しています。
後発医薬品を採用する場合、薬剤部門において品質及び安全性、安定供給体制等の情報を収集したうえで評価を行い、薬事委員会で決定しています。
医薬品の供給が不足した場合に、速やかに適切に治療計画の見直しを行う体制を整えています。
医薬品の供給状況によって投与する薬剤が変更となる可能性がありますが、その際は患者さんにご説明します。
当院では、歯科医療に係る医療安全対策及び院内感染対策について次のとおり取り組んでいます。
歯科外来医療安全対策加算に関する掲示
・緊急時の対応、医療事故対策等の医療安全対策に係る研修を修了した常勤の歯科医師がいます。
・医療安全、医薬品業務手順等、医療安全対策に係わる指針を策定しています。
・安心で安全な歯科医療環境を提供するため「AED、パルスオキシメーター、酸素、血圧計、救急蘇生セット」を設置しています。
・緊急時に対応できるよう、院内の医科診療科と連携しています。
地域歯科診療支援病院歯科初診料に関する掲示
・口腔内で使用する歯科医療機器等について、患者ごとの交換や、専用の機器を用いた洗浄・滅菌処理を徹底する等十分な院内感染防止対策を行っています。
・感染症患者に対する歯科診療に対応する体制を確保しています。
・歯科外来診療の院内感染防止対策に係る標準予防策及び新興感染症に対する対策の研修を4年に1回以上、定期的に受講している常勤の歯科医師が1名以上配置しています。
令和6年1月の能登半島地震での活動記録を取りまとめた報告書を公開いたしました。
ぜひ、ご一読ください。
令和6年能登半島地震活動報告書
がんサロン「寄愛」を下記の日程で開催いたします。多くの方の参加をお待ちしております。
テーマ:シャボンラッピングとマッサージで癒されませんか
日 時:令和7年3月7日(金)14時~15時
場 所:がん相談支援室
対 象:がん患者さん及びそのご家族
(当院にかかられていない方でも参加できます。ただし、入院中の方はご遠慮ください。)
参加費:無料
要予約:地域医療支援センターまでお声掛けください。
(開催当日は、13時55分までにAブロック受付にお声掛けください。)