手術室より

datetime 2024年3月30日

令和6年1月1日の能登半島地震から3か月がたちました。

手術室もいろいろな被害を受けました。

自動ドアが開いたまま閉まらなくなったり、ガラスの棚が倒れて割れたり、

天井がはがれて落ちたり、壁に亀裂が入ったり・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

震当日に手術をしていなくてよかったと、手術室スタッフみんなが感じています。

 

手術室では毎年いろいろな災害を想定し訓練を行なっています。

東日本大震災の時の被災地病院の様子をスライドで振り返りを行ったり、

避難訓練をしたりしています。

昨年末は、手術支援ロボットダヴィンチの停電時訓練も行いました。

 

 

 

 

 

 

 

真っ暗でわかりにくい写真ですが

スタッフは真剣に訓練を行っています。

地震後は停電にはなりませんでしたが、断水で手が洗えず、

手術で使用する器械も洗浄ができないため、手術はできませんでした。

しかし、災害支援の皆さんのおかげで水が使えるようになり、

1月11日より緊急手術に対応できようになりました。

しばらく手術制限はありましたが、現在では通常通り手術が行えるようになっています。

今後も患者様が安心して手術を受けられるようにスタッフ一同、力を合わせて頑張ります‼


震災を振り返って  ~産婦人科・小児科病棟から~

datetime 2024年3月20日

今年は新年早々、能登半島地震により大惨事にみまわれ能登病院も多くの影響を受けました。

改めて震災により被害にあわれたみなさまへ、心よりお見舞い申し上げます。

 

地震から3カ月がたち、能登病院もようやく元の診療体制に戻りつつあります

今は普段通りに業務を行えていますが、

4階西病棟でも地震直後は赤ちゃんの沐浴を行う水を確保することすら

困難だったことを思い出します。

 

そこで、今回は震災当時にとても役立った医療機器や物品などを少しですが

このブログで

紹介したいと思います

 

地震の影響により断水が続いている中で一番困った事は手洗いでした。

コロナやインフルエンザが流行している中で、

いつも当たり前にしている手洗いができなくなり本当に困りました

その時に救世主となったのが水循環型手洗い器のWOSH(ウォッシュ)です

→業者さんからのご支援で設置して頂きました☆

水道も下水も、そして工事も不要です水を入れて電源につなげば設置は完了です。

使った水の98%を、その場で浄化し繰り返し利用できるポータブル手洗いスタンドです。

 

 

 

スタンドの横にはスマートフォン除菌機能もついてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

WOSHのおかげで感染対策にも安心

そして何より、限られた水を患者さんに使うことができて

良かったです

 

断水の影響で不便を感じたのが入浴です。

私も自宅ではお風呂に入れなかったのでペットボトルにお湯を入れて頭を洗っていました。

数日に1回金沢の銭湯に行きリフレッシュしていたのを思い出します。

なんと・・水を浄化して繰り返し使える循環式シャワーのWOTABOX(ウォーターボックス)が

設置されました(これも支援して頂きました)

 

プライバシーの配慮もしっかりされており、

患者さんが安心安全にシャワーの使用できました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緊急時の持ち運びや保管が簡単なテントになっています

みなさんも避難所をはじめとする災害現場でみたことがあるかもしれませんね。

断水中で入浴やシャワーができない入院患者さんからは

「入院中にシャワーはいれるなんて嬉しい。気持ちよかった!!」

と喜んでもらえました

 

そしてポータブルトイレに袋を被せ、用を足せる非常用トイレ袋も使用していました。

臭いのトラブルや水がない中での処理など、衛生的な問題に困っていたので、

入院中の患者さんへの配慮ができてよかったと感じました。

 

今回紹介した機器や物品は、

震災で初めて見たものや使用したものばかりでしたが

とても素晴らしいものばかりでした

改めて日頃の備えの大切さを実感できたので、

これからの災害対策に役立てていきたいと感じました。

 

最後に…震災をきっかけに、当たり前の日常が当たり前でなくなってしまいました。

しかし、震災で失ったものばかりではないと思っています

沢山の支援を私たちはいただきした。

みんなで助け合い協力する事、

人の温かさや絆の大切さにも改めて気づくことができました。

本当に感謝しかありません。

すべての当たり前に感謝して、これからも能登の復興に向けて頑張っていこうと思います。


地震で断水!こんなときこそ支え合い!~精神科病棟から~

datetime 2024年3月2日

この度、能登半島地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

1月1日に地震が発生し、病院も断水となりました。

今回の地震を経験し災害時の水の重要性と、それをどう備えるか、震災時を振り返りながら、

精神科病棟の様子お伝えさせていただきます。

地震で断水した際に精神科病棟にも水が支給されましたが、飲み水だけではなく、

医療機器や施設内を清潔に保つための水、トイレや入浴用の水など、

あらゆる用途で使われる水が支給された分だけでは足りませんでした。

病棟スタッフで、断水が解消した家庭もあり、『水募金』としてスタッフに募りました。

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断水が解消した家庭といっても、解消となった家庭の方が少なく、

皆さんの協力のお陰で沢山の水を確保することが出来ました。

精神科病棟では、入院している患者様に必要なのは勿論のこと、

外来に通院される患者様の手洗いにも水が必要となります。

節水を心がけながら使わせていただきました。

従来は、月、水、金と入浴を行っていましたが、現在は中止しております。

 

浴中は、患者様同士で談話したり

スタッフが汗をかきながらお風呂の介助をしたりと

賑やかな時間でしたが、今はその光景もなく寂しく感じます。

ですが、身体の清潔保持は大事であり温かいお湯を確保するためにも、

病棟にあるポットを集め、オムツ交換や頭を洗ったり身体を拭く際に使用しました。

 

 

 

今回の断水を機に、生活のあらゆる場面で水の大切さを再認識しました。

またまだ寒い日が続きますが、皆様、体調管理には十分にお気をつけてお過ごしください。


多くのご支援をありがとうございます☆

datetime 2024年3月1日

2024年1月1日 16時40分

能登半島地震が発生し、当院も震度6強の揺れに見舞われました。

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに

被災されて方々に心からお見舞い申し上げます。

 

震災により断水を始めとし、建物や道路など多くの被害を受けました。

発災直後には、被災者であるにもかかわらず、多くの職員が登院し、震災の対応にあたり、

今なお避難所から出勤している職員もいる現状です。

 

発災直後より、DMATや多くの病院関係者のご協力とご支援と

全国の多くの方々からの支援物資や人的支援をいただき、

本当にありがとうございました。

 

日を追うごとに、新しい課題に気づかれる毎日ですが

これから、能登半島復興に向け、

”自分たちがなすべきミッション”を常に意識し、

職員一同取り組んで参ります。


つつじ会!書道コンクール開催✨

datetime 2023年12月27日

12月に当院本館正面玄関付近で作品が展示されていた

書道コンクールについてご紹介します😊

看護師の親睦の会であるつつじ会。

昨年度の川柳に引き続き今年度は書道コンクールが開催されました!

(昨年度の川柳に興味がある方は2023年3月7日の投稿を是非ご覧ください)

今回の書道コンクールの目的は

各部署スタッフが協力して一つの作品を作り上げることで団結力を増し親睦にも繋がる。

また、作品を掲示し患者様に見てもらうことで各部署の紹介になると考え企画したそうです。

実際に展示された作品がこちらです↓

 

各部署に個性がでていますね。

迫力のある字です!

次はどのような作品が展示されるか楽しみですね!

 

 

 

 

by Y


2年次ケーススタディー発表 ~頑張ってます!!~

datetime 2023年12月7日

病棟看護師のSです

私は2年目看護師です!今回は私たち2年次ケーススタディーの様子を

一部紹介したいと思います

能登総合病院の2年次は全員で13人です

入社当初からお互い励まし合いながら頑張ってきた大切な同期です!

そんな私たちが去年の11月に自信が取り組んだ成果を発表しました

 

この写真からでも緊張感伝わってきます

正直とてもとても緊張しました

 

 

 

 

 

 

緊張でいっぱいでしたが、自分たちが患者様に何をしてあげられるか、

どういった看護が必要か、

沢山悩みながらも各自が行った成果を発表することができました

入社してきた頃と比べるとすごく成長を感じられた日になりました

 

能登総合病院では2年次の他に5年次にも事例研究発表会があります。

今回の経験は次の研究に繋がるものだと感じました。

この経験を活かして、これからも看護師として頑張ってきたいと思っています


黄色い羽根募金活動😊

datetime 2023年10月30日

少し風が吹く秋晴れの 令和5年10月8日 

七尾市にある食祭市場で

3年ぶりに 石川県腎友会依頼の「第31回黄色い羽根募金運動」を行いました。

募金活動は、透析への関心深め、透析医療の発展や腎移植の推進における大切な活動です

恵寿ローレルクリニックの血液浄化センターの方々と当院の人工透析部スタッフ

が一緒に行いました。

最初は、地域住民や旅行者の方々に、声をかけるのが恥ずかしかったのですが、

ダンダン慣れて、

「黄色い羽根募金にご協力くださーい

「ありがとうございまーす」(大きな声で)

声をかけ、

 

募金をしていただいた方から

「以前、父が、透析でお世話になりました。ほんの少しですが・・・」

じ~んとくる言葉を添えた募金がありました。

 

沢山のご厚意のある募金を募ることが出来ました。

皆様、ご協力ありがとうございました。

 

無事に終わり、ホッとして

ハイチーズ

 

 

 

T・I記載


人工透析部ってどんなところ❓❓❓

datetime 2023年10月20日

病院のいちばん奥にある人工透析部・・・皆さんご存じですか?

閉ざされた空間で謎に秘めいてますよね

産休育休明けのママさんスタッフから透析勤務数十年のベテランスタッフが揃い

アットホームな雰囲気で、透析患者さんへのケアに力を注いでいます

なので・・・20代のスタッフが1人もいませーーーん😱    

が・・・なんと今年度、初々しいスタッフが仲間入り

臨床工学技士の㊙️Yさんです👍🏻

おばさん看護師から可愛がられ、これからが楽しみです

私たちは【フットケア】に力を入れています

みなさんは歩けなくなったらどうしますか、、、⁉️

ここでは、歩けることの大切さをお話ししたり、

足の異常の早期発見から対応まで専門のスタッフが患者様の足を守るために頑張っています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年は2名のスタッフが研修を受けて資格を取得し、

ますますパワーアップし。

合計9️⃣名のスタッフで力を合わせて頑張っています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、💪🏻透析技術認定士透析技能検定などの資格もとり、

さらに、透析患者さんへのケアを充実させていきたいと張り切っています、、、

そして・・・

 

たくさんの方に透析看護の魅力を伝えたいと思っています😋

最後になりましたが、当院の臨床工学技士が大会長をつとめることとなった

【第1️⃣8️⃣回石川県臨床工学会】が来年2024年5月に和倉温泉にて開催されます

皆様のご参加をお待ちしています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人工透析部 看護師O でした🍎


栄養部手作りの自慢の病院食を紹介します☆  

datetime 2023年10月15日

食欲の秋ですね~

栄養部職員の工夫がいっぱいの

自慢の病院食を紹介します

 

8月からは石川県で採れる食材を使った食事を提供しています

題して石川まるかじり

~地元でとれた食材を、地元で消費しよう~

地元の食材を地元で消費するにはこんな効果があります。

効果その1 生産者の顔が見える。安心・安全な食材を手に入れることができます。

効果その2 地元でとれた旬の食材を使うことで、ふるさとの食文化を育みます。

効果その3 地元食材を消費することで、食材を生産している地域の農林水産業が元気になります。

効果その4 生産者と消費者の距離が近づくことで、輸送に係るCO2の削減など環境保全にも繋がります。SDGsにも繋がります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月は小松市のトマトです。

トマトの鮮やかな赤が食欲をそそりますね💛

 

 

 

 

 

 

 

 

9月は魚の色付けです。

夏でもしっかり食べて体力をつけましょう。

 

 

 

 

 

 

食事の内容が書かれた食札の他に、お品書きがもついています

 

次回はどこの食材が使われるでしょう…私も楽しみにしています

 

by:T

 

 


6月からデイケアを再開しました

datetime 2023年7月31日

当院では認知症サポートチームが中心となり、

院内デイケア「あじさい」を週に1回開催しています。

病院という非日常の中で、少しでも日常を取り戻して

笑顔になってもらえるよう活動しています

「あじさい」で集まって頂いた患者様と看護師の風景です。


Aさん、塗り絵上手ですね。

(ちょっと照れながら)・・・そうか~

ここ、何色がいいかな~

 

 

Bさん、何かお手伝いしましょうか?

どの色がいいか分からない

一緒に塗り絵しましょう。好きな色はありますか?

 

集まって頂いた患者様、一人一人が入院生活の中で、

ほんの数時間ですが

病室から離れ、穏やかに、楽しいひと時を

過ごしてもらえるよう、スタッフみんなで工夫を凝らし、

今後も活動していきます。

みなさん、よろしくお願いします

 

 

K&I記載




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