1.研修プログラムの名称及び概要
研修プログラムの名称
公立能登総合病院臨床研修プログラム
プログラムの目的及び特徴
1)目的
当病院の臨床研修は、平成14年12月11日付けで公布された厚生労働省の省令に基づき、適切な指導医のもとに、医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学および医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる負傷または疾病に適切に対応できるよう、基本的な診療能力を身につけることを目的とする。
2)特徴
当院の臨床研修の特徴として、1年次には、内科、救急部門を主体に、外科、小児科、産婦人科、精神科などについて研修を行い、医学及び医療に関する基本的な知識、態度、技能を習得することを目標としている。2年次には地域医療の他、希望する科目について研修を行い、プライマリケアを行える臨床医になるための基礎的な知識、態度、技能の習得を目指すことを特徴とする。
2.研修医の募集定員並びに募集及び採用の方法
研修医の募集定員
1年次:2名 2年次:2名
募集方法
公募(マッチング方法による)
採用方法
面接
3.研修の開始時期
令和8年4月1日から
4.研修医の処遇に関する事項
1)身分:フルタイム会計年度任用職員
2)報酬:
1年次 年額6,600,000円(給料+初任給調整手当+賞与等)
2年次 年額7,200,000円(給料+初任給調整手当+賞与等)
※ただし、給与改定等があった場合はその定めるところによる。
3)各種手当:当直手当4回程度
通勤手当は職員に準じて支給する
その他手当あり(ただし退職手当は除く)
<参考> 給与年間総支給額(報酬+各種手当)
1年次 8,300,000円程度
2年次 8,900,000円程度
4)宿舎:借上アパート 個人負担20,000円程度/月
借上アパートによって変動有
5)保険等:健康保険(共済組合)、厚生年金、労災適用
6)健康管理:健康診断年1回及び特定業務従事者健診別途あり
7)医師賠償責任保険:病院において加入する。個人加入は任意
8)外部研修活動:学会、研究会への参加可、参加費用支給無し
(ただし当院を題材とした学会発表時は支給有)
9)その他:医師臨床研修中に研修以外で診療(アルバイト診療)することを禁じる。
5.臨床研修病院の概要
公立能登総合病院は病床数434床(一般330床、感染病床4床、精神100床)の総合病院であります。
ⅰ.入院患者数
一般病床 217.3人/日(令和6年度実績)
精神病床 29.6人/日(令和6年度実績)
ⅱ.外来患者数
一般外来 548.4人/日(令和6年度実績)
精神外来 110.8人/日(令和6年度実績)
ⅲ.手術総数(手術室での) 1,849件(令和6年度実績)
ⅳ.医師数
常勤・医科 55名、非常勤 6.5名(令和7年4月1日現在)
常勤・歯科 3名、非常勤 0.5名(令和7年4月1日現在)
ⅴ.診療科(標榜科数23科)
内科、精神科、脳神経内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、リハビリテーション科、放射線科、病理診断科、麻酔科、歯科口腔外科
6.研修プログラムの冊子
令和8年度公立能登総合病院臨床研修プログラム(PDF)
7.年次報告
様式A-10(ZIP)
平成30年度から新専門医制度が開始され、公立能登総合病院では内科領域において、金沢大学附属病院、独立行政法人国立病院機構金沢医療センター、金沢市立病院、社会医療法人財団薫仙会恵寿総合病院、公立羽咋病院と連携し、当院を基幹病院とした内科専門研修プログラムが日本内科学会から認定されております。
当院のプログラムはこちらからご覧になれます。
→ 公立能登総合病院内科専門プログラム(PDF)
令和5年4月より、精神科の初診は予約制の診療になります。
受診を希望される患者さんは、事前に電話での予約をお願いいたします。
〇初診の患者さんの診療日時
月曜日から金曜日(祝日は除く)の午前8:30~午前11:00です。
〇予約の流れ
①月曜日から金曜日の午後1:00~午後5:00の間に、精神センター代表電話0767-52-6619にご連絡ください。外来受付担当者等が対応させていただきます。
②ご連絡の際は、氏名・生年月日・受診の目的・希望受診日をお伝えください。
※認知症疾患医療センターに初診の相談をされる場合は、認知症疾患医療センター専用ダイヤル0767-54-0089にご連絡ください。
〇診察日にお持ちいただくもの
・保険証
・お持ちの場合は当院の診察券
・他の医療機関へ通院中の方は紹介状
・他の医療機関で処方された薬や常用する市販薬があれば、薬剤情報(説明書)、お薬手帳
当院は三次救急病院(※1)のため、重篤な救急患者への対応が優先となります。
発熱などの症状がある方は、
・まずは、開業医などの身近な医療機関に電話での相談をおすすめしています。
【当院を受診する際のお願い】
・受診を希望される際は、必ず来院前に電話による連絡をお願いいたします。
当院代表 TEL:0767-52-6611
・電話が混雑している際は、繋がりにくい場合がありますので、ご了承ください。
・症状等についてお伺いした後、当日の担当医に対応を確認し、返事をいたします。当院からかけなおす場合もありますので、お電話に出られるよう対応をお願いいたします。
・救急患者の対応をしている際は、お時間をいただく場合があります。
※1 三次救急病院とは、緊急性や専門性の高い治療もしくは複数の診療科にわたる治療を実施し、他の医療機関で対応できない重篤患者を診療する地域の救急医療の最後の砦となる医療機関です。
- 治療行為や医療提供に支障を与える大声・暴言・暴力・セクハラ等の行為はつつしんでください。他の患者さんに多大な迷惑や不安を及ぼす方、あるいは診療に対して甚だしく協力していただけない方は、退院または退去していただきます。
- 病院内では、許可なく写真や動画の撮影、録音する行為、及びSNSなどへ投稿する行為を禁止しております。なお、撮影をする場合は、病院長の許可を受けてください。
- 携帯電話などのご利用の際には、他の方の迷惑にならないよう、マナーを守ってご利用ください。
- 自傷他害の危険性のある、ハサミ・包丁(果物ナイフを含む)・カッターナイフなどの刃物類やライターなどの火器類、ロープなどの不要な紐類は、安全管理上、病院内に持ち込まないでください。
- 医師や職員へのお心付けや差し入れなどは、固くお断りさせていただきます。
他の医療機関に受診中の患者さんの場合
【セカンドオピニオン外来について】
当院以外の医療機関で治療中の患者さんに対し、主治医からの診療情報をもとに、当院医師が治療に対する意見を提供いたします。相談内容に関しての診察・検査等は行わず、ご相談後は当院医師からの文書にて、主治医へ報告いたします。
セカンドオピニオン外来は、完全予約制です。日程についてはお申込み後、担当者から連絡させていただきます。
【セカンドオピニオンを受けられる方】
・主治医(かかりつけ医)から病名や治療方針の説明を受けられている患者さん。
・原則として患者さんご本人ですが、患者さんご本人の同意があれば、ご家族の方の相談も可能です。
※以下の場合は、相談の対象外となります。
・現在の主治医からの診療情報等の提供がない場合
・当院での診療・入院目的での相談
・ご相談の内容が当院医師の専門外の場合
・医療事故、訴訟に関する相談
・治療に対する不満等
【対象疾患・担当医】
診療科
|
対象疾患
|
担当医
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外 科 |
肺、縦隔腫瘍、中皮腫 |
徳楽 正人 |
胃、大腸、乳腺 |
守友 仁志 |
整形外科 |
悪性軟骨部腫瘍 |
大成 一誓 |
歯科口腔外科 |
口腔、上顎、下顎 |
長谷 剛志 |
消化器内科 |
膵、胆道、肝 |
中村 勇一、髙畠 央 |
皮膚科 |
皮膚腫瘍 |
谷内 克成 |
脳外科 |
脳腫瘍 |
喜多 大輔 |
耳鼻いんこう科 |
咽頭、喉頭、甲状腺 |
八尾 亨 |
泌尿器科 |
腎、膀胱、尿路、前立腺、精巣 |
上木 修 |
婦人科 |
子宮、卵巣 |
富澤 英樹 |
臨床腫瘍科 |
性腺外胚細胞腫瘍、原発不明がん |
西山 明宏(非常勤) |
【料金】
健康保険が使えず、全額自己負担となります。
金額は、相談時間30分までで5,500円、30分をこえる場合は、60分までで11,000円。
【お申し込み手順】

【当日持参していただくもの】
①セカンドオピニオン外来紹介状(診療情報提供書)
現在の医療機関での診療や検査内容等について記載されたものです。主治医の先生に記入を依頼してください。
②画像診断のフィルム
CTやMRI、レントゲン等のフィルムを撮られている場合は、主治医の先生から借りてください。
③検査の結果
診療情報提供書に記載があれば不要ですが、ほかにご用意できるようであればご持参ください。
④セカンドオピニオン相談同意書
ご家族のみが相談に来られる場合に必要です。患者さんご本人が受診される場合は不要です。
【ダウンロード】
以下より、セカンドオピニオンに関わる書類をダウンロードできます。
・セカンドオピニオン外来のご案内
・セカンドオピニオン申込書
・セカンドオピニオン相談同意書
当院に受診中の患者さんの場合
【他の医療機関でのセカンドオピニオンを希望される方へ】
当院では、患者さんが納得した上で医療を受けていただくため、ご希望がある場合は、他の医療機関へのセカンドオピニオンにも対応しております。
現在、当院にかかっておられる方で、他の医療機関でのセカンドオピニオンをご希望される方は、遠慮なく当院の担当医師にお申し出ください。ご希望の医療機関あてへの紹介状等の必要書類を作成いたします。
【他の医療機関へのセカンドオピニオンのご予約方法について】
セカンドオピニオンは医療機関ごとに予約方法が異なります。他の医療機関でのセカンドオピニオンをご希望の方は、事前にご希望の医療機関にお問い合わせのうえ、予約方法等についてご確認ください。病院からの予約が必要な医療機関につきましては、当院にて予約手続きを行いますのでご相談ください。
お申込み、お問い合わせ先
〒926-0816
七尾市藤橋町ア部6番地4
公立能登総合病院 地域医療支援センター
TEL:0767-52-8718
FAX:0767-52-8772
ストーマ外来について
ストーマをお持ちの方(オストメイト)の専門の外来です。
ストーマは手術後に大きさが安定するまでに数週間~数か月かかります。また、体型の変化や生活様式の変化などで、ケアの方法や装具を見直す必要がある場合があります。合わなくなった装具を使用し続けると皮膚障害などトラブルの原因になることもあります。定期的に受診されることをお勧めしています。
対応症状
・ストーマの周りの皮膚がかゆい、赤くなっている
・装具が使いづらい、排泄物が漏れる
・体型が変わり装具が合わなくなってきた
・ストーマに係る不安がある
・ストーマや、ストーマに関する生活上のことでの相談
受診方法について
【当院に通院されている場合】
外科または泌尿器科の再診時に同時に予約を行います。臨時で受診したい場合は、外科または泌尿器科外来へ電話し、ストーマ外来を受診したいと電話予約してください。
【当院に通院されていない場合】
かかりつけ医の先生にご相談ください。かかりつけ医の先生から地域支援センターにご連絡をいただいたうえで手続きをさせていただきます。
受付
消化器ストーマは外科外来(Aブロック)
泌尿器ストーマは泌尿器科(Dブロック)
診察日(予約制):火曜日午前、第2・第4金曜日午前(祝日は除く)
その他
・受診の際は普段使用しているストーマ装具を交換用として1回分お持ちください。
・受診時には外科もしくは泌尿器科の受診手続きが必要です。外来受診料のほかに在宅指導料、処置量がかかります。
【ストーマケアに関して豊富な知識や技術を持ったスタッフ】
皮膚・排泄ケア認定看護師 2名、ストーマリハビリテーション講習修了者13名
産科医療補償制度とは
出産の現場では、赤ちゃんが健康で元気に生まれてくるために、医師や医療スタッフも努力しておりますが、それでも予期せぬ出来事が起こってしまうことがあります。
万が一、赤ちゃんの分娩に関して重度の脳性麻痺が発症した場合には、赤ちゃんとそのご家族をサポートしたいという思いから、当院はこの「産科医療補償制度」に加入しています。「産科医療補償制度」とは、出産により重度の脳性麻痺となった赤ちゃん及びそのご家族の経済的負担を速やかに補償する制度です。 |
本制度に加入している当院で出産される場合、妊産婦の皆さまには本制度に加入していただきます。加入していただくと、本制度の対象となることを示す「登録証」を交付します。「登録証」は母子健康手帳に挟みこむなどして、出産後5年間は大切に保管していただくようお願いします。
なお、当院で出産された場合(22週以降の分娩)には、出産育児一時金50万円に掛金が含まれているため、妊産婦の皆さまのご負担はありません。 |
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補償対象・内容・仕組み・申請など、詳細は公式ホームページをご覧ください。
⇒産科医療補償制度
禁煙外来について
当院の禁煙外来は、保険診療のニコチン依存症管理料に関する施設基準に従って治療を行います。当該治療の対象となる方については、「禁煙治療のための標準手順書」に則って治療の説明を行い、文書で同意をいただいたのち計画的に管理を行います。
受診方法について
完全予約制となっておりますので、事前に能登島診療所またはBブロックの受付までお問い合わせください。
- TEL 0767-84-1014 (能登島診療所)
- TEL 0767-52-8703 (Bブロック)