地震で断水!こんなときこそ支え合い!~精神科病棟から~
2024年3月2日
この度、能登半島地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
1月1日に地震が発生し、病院も断水となりました。
今回の地震を経験し災害時の水の重要性と、それをどう備えるか、震災時を振り返りながら、
精神科病棟の様子お伝えさせていただきます。
地震で断水した際に精神科病棟にも水が支給されましたが、飲み水だけではなく、
医療機器や施設内を清潔に保つための水、トイレや入浴用の水など、
あらゆる用途で使われる水が支給された分だけでは足りませんでした。
病棟スタッフで、断水が解消した家庭もあり、『水募金』としてスタッフに募りました。
断水が解消した家庭といっても、解消となった家庭の方が少なく、
皆さんの協力のお陰で沢山の水を確保することが出来ました。
精神科病棟では、入院している患者様に必要なのは勿論のこと、
外来に通院される患者様の手洗いにも水が必要となります。
節水を心がけながら使わせていただきました。
従来は、月、水、金と入浴を行っていましたが、現在は中止しております。
入浴中は、患者様同士で談話したり
スタッフが汗をかきながらお風呂の介助をしたりと
賑やかな時間でしたが、今はその光景もなく寂しく感じます。
ですが、身体の清潔保持は大事であり温かいお湯を確保するためにも、
病棟にあるポットを集め、オムツ交換や頭を洗ったり身体を拭く際に使用しました。
今回の断水を機に、生活のあらゆる場面で水の大切さを再認識しました。
またまだ寒い日が続きますが、皆様、体調管理には十分にお気をつけてお過ごしください。