新人看護職員研修責任者のSです。
当院の新人看護職員研修は集合研修とOJTを組み合わせて行っています。
3月に12ヵ月フォローアップ研修を行いましたので、そのようすをお伝えします。
午前中は羽咋病院の新人看護職員も加わり、1年間のリフレクションを行いました。
カード構造化法という方法を取り入れています。
最初に書く「印象カード」に1年の思いがつまっています。
「未熟」「多忙」という記載もあれば、「成長」「密な1年」という記載もあります。
ネガティブな言葉のなかでも周りの先輩への感謝や自己の成長を感じ、
最後には課題が明確になっていました。
それぞれがお互いに語ることで共感し語りの中から自分で新たな感情に気づいていました。
看護学生から看護師になり社会人となるこの1年は、激動です。
どのような支援が新人看護職員の勤続を継続することができるのか、
私にできることは何か、毎年悩みながら後ろを追いかけています。
午後からは感染管理Ⅲということで、当院の感染管理認定看護師たちによる研修です。
感染管理は理解していても、実践できなければ意味がありません。
集合研修で学んだことを部署で実践できるよう、演習を交えてディスカッションしました。
同じ状況でも、考え方によっては認定看護師たちの意見も割れます。
自分はどう考えるのか、根拠をもって言語化できるよう訓練が必要です。
28日には研修生の修了式を迎えます。
無事1年を乗り越えた研修生たちにさらなるエールを送りたいと思います