ご意見箱
令和6年11月ご意見箱
令和6年10月ご意見箱
令和6年9月ご意見箱
令和6年8月ご意見箱
令和6年7月ご意見箱
令和6年6月ご意見箱
令和6年5月ご意見箱
令和6年4月ご意見箱
ご意見箱の集計結果
令和5年度ご意見箱集計表
令和4年度ご意見箱集計表
令和3年度ご意見箱集計表
令和2年度ご意見箱集計表
令和元年度ご意見箱集計表
平成30年度ご意見箱集計表
平成29年度ご意見箱集計表
平成28年度ご意見箱集計表
平成27年度ご意見箱集計表
平成26年度ご意見箱集計表
平成25年度ご意見箱集計表
平成24年度ご意見箱集計表
平成23年度ご意見箱集計表
平成22年度ご意見箱集計表
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指導医からのメッセージ
プログラム責任者
臨床研修センター長 外科部長 守友 仁志
臨床研修制度の必修化により、研修医はスーパーローテート方式でプライマリーケアの能力を身につけるための研修を行なっています。公立能登総合病院は病床数434床、医師数50名程度で、地方の中規模病院です。都市部の大病院とは違い、職員間のコミュニケーションが取りやすく、充実した研修となります。 しかし、充実した研修となるには、研修医の意欲が重要であり、これを私たちが支援することも重要です。その場として、研修医とプログラム担当者との間で定期的にミーティングを持ち、研修を進める上で生じる様々な問題点を共有し解決に努め、試行錯誤しながらより良い研修が行えるよう、私たちがしっかりサポートしていこうと思います。 |
臨床研修副センター長 小児科部長 和田 英男
研修医のみなさんは、初期臨床研修に何を求めていますか? 残念ながら当院では最先端の遺伝子診断や臓器移植などに関する研修はできません。しかし、一般臨床医として最も必要な基本的診察手技、医療技術、診察態度、思考過程、チームワークなどを2年間の初期臨床研修でしっかりと学んでいただきます。 初期臨床研修では、医療・医学のすべてを学べる訳ではありませんので、研修の「目的・目標」を明確にすることは重要なことです。また、臨床研修は研修医、指導医がお互い積極的に参加することが必要です。与えられるだけの研修ではなく、目的を持った自分のやりたい研修を我々指導医と一緒に創りあげていきませんか。 おいしい日本海の幸と、心地よい温泉と、やさしい能登病院のスタッフが心温まる能登の地でみなさんをお待ちしています。 |
臨床研修副センター長 内科部長 山端 潤也
当院は地域の中核病院として七尾市ばかりでなく、能登半島全域の住民の皆さんのため、救急医療(石川県で二つだけ、能登で唯一の救命救急センターを持ちます)、専門的医療から在宅医療、精神科デイケアなど幅広い医療を提供しています。 「2025年問題」に代表される高齢化社会ですが、能登地区は全国・都市部に比べ10-15年高齢化率が進んでいます。当院の研修を通じて、医療技術はもちろん、患者さん・ご家族との信頼関係を築ける人間性、多職種とのコミュニケーションなど、将来どこに行っても役立つスキルが身につけられると思います。 「能登はやさしや土までも」とよく言われます。地元出身の方はもちろん、他の地域の方も、この地に移り、働いた際、能登の地域、人々のおおらかさを感じると思います(私もそうでした)。豊かな環境のもと、社会人・専門職としての緊張感のある中にも、お互いに「笑顔で楽しく」学んでいきましょう! |
受付・受診方法
診療受付時間
◇ 平日の時間内
1.一般診療受付
午前8時30分~午前11時30分
※ 診療科によっては時間が異なるものもありますので、各ブロックの受付にお問い合わせください。
2.午後の診療受付
原則として予約診療のみとします。
◇ 時間外診療受付
平日の午後5時15分~午前8時30分
休診日(土・日・祝祭日及び年末年始)
精神センターに受診される場合は、あらかじめ電話でお問い合わせください。
受診方法について
◇ 初診の方
<当院を初めて受診される場合>
総合受付前に置いてあります初診申込書に記入のうえ、保険証をそえて、総合受付2番窓口にご提出ください。申込手続き終了後に受診案内用紙、診察券をお渡しいたしますので、受診ブロック受付へ提出ください。(紹介状をお持ちの方は、初診申込書と一緒にご提出ください。)
紹介状がない場合は保険診療の自己負担金のほかに初診時特定療養費として別途、医科7,700円、歯科5,500円(税込)を負担していただきます。
◇ 初めての科を受診する場合
総合受付前の「初診申込書」に記入、診察券・保険証、紹介状(お持ちの場合のみ)を添えて、2番窓口へご提出ください。なお、診察券を紛失又はお忘れの場合は、再発行させていただき、再発行の手数料として110円(税込)をご負担いただきますので、ご了承ください。
◇ 再診の方
予約の有無にかかわらず、来院の際は、必ず診察券をお持ちください。紛失又はお忘れの場合は再発行させていただき、再発行の手数料として110円(税込)をご負担いただきますので、ご了承ください。なお、予約の方は、必ず2階総合案内前(精神科の場合は精神センター1階受付の左横)にあります自動再来受付機で受付をお願いします。
ご不明な点がありましたら、2階総合案内にお尋ねください。
◇ 電話による外来診療予約変更について
電話にて予約の変更をされる場合には、予約日の前々日までに各科ブロック又は精神センターへ直接ご連絡ください。(連絡先:下表参考)
受付時間 平日の午後2時~午後5時
※土日祝日及び年末年始(12月29日~1月3日)を除きます。
※上記時間以外ではお受けできません。
◇ 時間外外来の受診
救命救急センター外来は、夜間や休日にかかわらず終日診療しています。受診の際は、1階の時間外入口から救急外来受付にお越しください。
受付と診療科
受付と診療科 | ダイヤルイン 電話番号 |
|
総合受付 | 初診受付、請求書渡しお支払い、お薬の受け渡し | 0767-52-8701 |
受付A | 外科、整形外科、麻酔科、歯科口腔外科、リハビリテーション科、緩和ケア診療 | 0767-52-8702 |
受付B | 内科、消化器内科、循環器内科、形成外科、美容外科、皮膚科 | 0767-52-8703 |
受付C | 脳神経外科、脳神経内科、眼科、耳鼻咽喉科 | 0767-52-8704 |
受付D | 泌尿器科、産婦人科、小児科 | 0767-52-8705 |
精神受付 | 精神科 | 0767-52-6619 |
1階受付 | 時間外(救急)診療全般 | 0767-52-6611 |
研修医の声
令和6年度 1年次研修医 長谷部 芳典
初めまして、研修医1年の長谷部芳典です。
能登総合病院の魅力を伝えさせてください。
1つ!スタッフが優しく丁寧に教えてくれる!
これは研修医にとってとても重要なことです。誰しも初めてのことは分かりません。しかし、意欲をもって研修に取り組めば、それに応えて皆さんが丁寧に教えてくださり、自分が何かできるようになってきたら感謝をされます。パワーアップもできて感謝もされてなんて素晴らしいのでしょう。僕も日々、スタッフの皆さんに感謝をしながら少しずつ成長しています。
2つ!バックアップ付きで救急外来を担当できる!
午後外来と呼ばれるシステムで、午後の救急外来の患者さんは研修医が初診を行います。問診・身体所見をとり、指導医の先生に自分なりのアセスメントを伝えて、その後は共に診察を行います。午後外来では様々な主訴の患者さんを診ることができ、非常に成長できます。また指導医の先生が共に診てくださるので安心して診療を行えます。
3つ!当直は自由に!
「当直は研修医の義務であり、休みの日でも常に誰かは入らなくてはいけない?」
いいえ、能登総合病院ではそんなことはありません。自分のタイミングで気持ちに余裕を持ちながら当直を行えます。当直でも指導医の先生が丁寧に教えてくれます。
4つ!自然がいっぱい!5つ!おいしい海の幸!6つ!…
と良いところが尽きない能登総合病院で研修をしませんか?お待ちしております。
令和6年度 1年次研修医 佐藤 弘基
こんにちは。研修医一年目の佐藤弘基と申します。公立能登総合病院の魅力について、研修医の視点からお話したいと思います。
公立能登総合病院は病床数434床、能登半島全域から患者さんを受け入れる3次救急病院です。救急外来、入院などで急性期から慢性期、軽症から重症とさまざまな症例に出会い、勉強する事ができます。特に平日午後の救急外来や日当直では問診や身体診察、検査、治療オーダーまで上級医の先生に相談ができ、フィードバックをいただきながら実践の中で自分なりに考える経験ができるため、成長の機会に事欠きません。日当直については内科系、外科系を選択して入ることができるのも自分の志望科や勉強したいことに合わせる事ができます。救急対応は研修医にとって良い勉強の機会であり、能登総合病院の魅力と言えると思います。
勉強の面でもう一つ魅力的に感じている事が毎週の内科カンファレンスです。毎週当番制で症例を提示するのですが、研修医だけでなく上級医の先生も様々な症例を持ち寄って勉強になるポイントをフィードバックしてくれます。自分の症例提示では他の研修医・先生方に還元できるように情報整理や疾患についての勉強が必要となるため、一例一例をしっかり理解することができます。上級医の先生に質問したり、ディスカッションしたりできる貴重な機会であり、知識を深めるにはうってつけです。
最後になりますが、公立能登総合病院は医師の先生方含めスタッフの皆さんが優しく頼り甲斐がある、とても働きやすい環境です。ぜひ一度病院見学や実習に来て、ここに書ききれなかった魅力についても見にいらしてください!
研修スケジュール
公立能登総合病院研修プログラム
年間スケジュール
1年次 | 6カ月 | 3カ月 | 3カ月 |
内科 | 救急部門 | 選択必須科目等 |
2年次 | 1カ月 | 11カ月 |
地域医療 | 選択必修科目又は選択科目 |
- 1年次研修における内科について、研修期間6カ月間のうち2カ月間は協力病院である公立羽咋病院で行うこともできる。
- 救急部門について、一定期間の研修に日当直を加えて3カ月間に相当する場合、3カ月の研修とみなすことができる。(要相談)
- 2年次研修における地域医療について、協力施設である、市立輪島病院、珠洲市総合病院、公立宇出津総合病院、及び公立穴水総合病院で研修を行う。
- 選択科目については、2ヵ月間まで協力病院である金沢大学附属病院で研修を行うことができる。
- 選択必修科目である外科、小児科、産婦人科、精神科、麻酔科での研修期間は、それぞれ最低1カ月間とし、2年間で2科目以上研修するものとする。残りの研修期間を希望科での研修にあてることもできる。
※ 例えば、外科志望で一定期間(選択必修及び選択科目で外科を選択し、長期にわたり外科で研修する場合)研修する場合の目標
- 消化管造影・消化管内視鏡・気管支鏡などの検査ができる
- CVC・CVポート・胸腔ドレナージ・イレウスチューブ挿入・気管切開などの手技ができる
- 癌化学療法や緩和医療に必要な薬物の運用を習得する
- 手術症例を担当し、周術期管理ができる
- 開腹手術・鏡視下手術などの第1助手ができる
- 虫垂切除術・鼠径ヘルニア手術・体表の小手術などの執刀ができる
- 腹腔鏡下胆嚢摘出手術・開腹胆嚢摘出術の執刀ができる
- 良性疾患の胃部分切除・腸切除と胃腸吻合術の執刀ができる
(ただし、研修期間・経験症例の違い・研修の姿勢で、到達の度合が異なる)
週間スケジュール(必修科目)
<内科>
曜日・時間 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
月曜日 | 検査 | 病棟・外来 | 症例カンファレンス | ||||||||||
火曜日 | 外来 | 病棟 | |||||||||||
水曜日 | 検査 | 病棟・外来 | |||||||||||
木曜日 | 外来 | 病棟 | |||||||||||
金曜日 | 病棟・外来 | 病棟・外来 |
<救急部門>
曜日・時間 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
月曜日 | 救急外来及び救急救命センター病棟 | ||||||||||||
火曜日 | |||||||||||||
水曜日 | |||||||||||||
木曜日 | |||||||||||||
金曜日 |
※ 地域医療に関しては、協力施設のプログラムによるものとする。
週間スケジュール(選択必修科目)
<外科>
曜日・時間 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | |
月曜日 | 病棟 | 手術 | ||||||||||||
火曜日 | 手術 | 手術 | ||||||||||||
水曜日 | 手術 | 手術・16時総回診 | ||||||||||||
木曜日 | 手術 | 手術・ 16時症例検討会 |
||||||||||||
金曜日 | 外来 | 病棟 |
- 外科スケジュールにあわせて回診並びにカンファレンスに参加する。
- 手術日は、原則として手術に参加する。
<小児科>
曜日・時間 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
月曜日 | 外来 | 病棟 | |||||||||||
火曜日 | 外来 | 病棟 | 当直 | ||||||||||
水曜日 | 病棟 | 外来 | |||||||||||
木曜日 | 外来 | 病棟 | |||||||||||
金曜日 | 病棟 | 外来 |
<産婦人科>
曜日・時間 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
月曜日 | 外来 (産科・婦人科) | 病棟 | 症例検討会抄読会 | |||||||||||
火曜日 | 1カ月検診 | 病棟 | ||||||||||||
水曜日 | 手術日 | 副当直 | ||||||||||||
木曜日 | 病棟 | 小児科との合同カンファレンス | ||||||||||||
金曜日 | 手術日 |
<精神科>
曜日・時間 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
月曜日 | 予診・外来実習 | 病棟実習 | |||||||||
火曜日 | 予診・外来 | 症例検討 | |||||||||
水曜日 | デイケア実習 | 第1週センター運営会議 | |||||||||
木曜日 | 予診・外来 | 症例検討 | |||||||||
金曜日 | 予診・外来 | 病棟実習 | 第2週センター医局会 |
<麻酔科>
曜日・時間 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
月曜日 | 術前診察 術後診察 |
手術室で麻酔 | |||||||||
火曜日 | |||||||||||
水曜日 | |||||||||||
木曜日 | |||||||||||
金曜日 |
臨床検査部
検体検査
FMS方式を採用し、検体搬送ラインを設置したオートメーション化により、医師から依頼された血液検査等に迅速、正確な結果を提供し臨床に貢献しています。
また、基準値には日本臨床検査標準協議会(JCCLS)の共用基準範囲を採用し、外部医療機関との臨床検査データーの互換性が可能となるように精度管理と臨床検査データーの標準化に努めています。
輸血検査
安全な輸血を実施するため血液型検査、不規則抗体検査等の輸血関連検査および交差適合試験を行っています。
また、輸血用血液製剤の保管、管理、供給も行っています。
採血業務
看護師と協力し、午前中の混雑時に採血業務を行っています。
生理検査
循環機能検査(心電図、運動負荷検査、血圧脈波検査など)、超音波検査(心臓、頸動脈、上下肢血管など)、呼吸機能検査、神経生理検査(脳波、神経伝導検査など)、聴力・めまい検査などを行っています。超音波検査は3台で運用し、緊急・至急時の対応を行い断らない事を心掛けています。
また、心臓カテーテルチームの一員として24時間待機性を行っています。
病理検査
採取した組織や細胞を顕微鏡で観察し、病気の診断(病理組織診断、細胞診断)を行っています。術中迅速病理診断や病理解剖も行っています。
常勤の病理医(病理専門医、細胞診専門医)、臨床検査技師(細胞検査士)で臨床からの迅速な要望に対応しています。
細菌検査
感染症が疑われる場合に喀痰、咽頭粘液、便、尿、血液、膿などを培養し、原因となる菌を同定します。
また、どのような薬剤が効果があるかも調べます。
有資格者
臨床検査技師 19名
日本超音波医学会認定 超音波検査士(循環器):4名
日本聴覚医学会認定検査技師:3名
日本平衡神経科学会認定検査技師:1名
日本臨床細胞学会認定細胞検査士:2名
国際細胞学会認定国際細胞検査士:1名
日本病理学会・日本臨床衛生検査技師会認定病理検査技師:1名
日本臨床検査医学会・日本臨床検査同学院認定2級臨床検査士:1名
日本不整脈心電学会・日本臨床検査技師会認定心電技師:3名
日本生体医工学会認定第二種ME技術者:2名
石川県労働基準協会連合会認定
特定化学物質・アルキル鉛等作業主任者、有機溶剤作業主任者:2名
NST専門療法士:2名
石川県糖尿病療養指導士:2名
施設認定
日本臨床細胞学会認定施設
放射線部
放射線部は一般撮影・消化管撮影・CT検査・MRI検査・核医学検査・血管造影検査・放射線治療・体外式結石破砕治療などの検査を行っています。最新の装置・機器を導入して、デジタル処理により安定した品質の高い画像情報を提供しています。
◇主な認定・専門等資格
・X線CT認定技師
・肺がんCT検診認定技師
・超音波検査士(健診)
・超音波検査士(体表)
・マンモグラフィ認定技師
・核医学専門技師
・放射線治療専門技師
・第一種放射線取扱主任者
検査の紹介
一般撮影
X線を使用して、胸部や腹部、骨などの撮影によりその状態を観察します。撮影された画像は、FPD(Flat Panel Detector)システムによりデジタル化して目的部位や検査種別に応じて最適な画像を迅速に提供しています。
乳房 X線撮影(マンモグラフィ)
乳房専用の X線撮影装置です。女性の患者さんの立場になって、当院では女性技師が撮影します。マンモグラフィ検診精度管理中央委員会よりマンモグラフィ検診施設画像認定証を受理しています。
CT検査
CT(Computed Tomography)装置は、体の内部の状態を瞬時に多方向から撮影することで、体の断面の画像として表示する事が出来ます。病気の早期診断には欠かせない装置であります。また造影剤というお薬を使うと、体内の血管や組織の状態をもっと詳細に知ることが出来ます。
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MRI検査
MRIは磁気共鳴画像(Magnetic Resonance Imaging)の略です。X線を使用しないで、磁石と電磁波の力によって人体の色々な部位の断層面を撮影し体の中を観察できる画像診断装置です。当院では、1.5T(テスラ)超伝導装置を使用しています。
核医学検査
ガンマ線という放射線を放出する少量の薬(放射性医薬品)を使用してガンマカメラと言う特殊な装置で体内の状態を検査、画像(シンチグラム)にします。放射性医薬品が体のどの部分にどのくらい集まっているか、また集まる時間や分布を調べることで、病気の位置や臓器の状態・機能を知ることができます。
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血管造影検査
心臓や頭部、腹部などの全身の血管に対して、カテーテルを血管内に挿入して、各部位の血流動態の確認や治療を行う検査です。当院では、心臓用血管撮影装置・頭腹部用血管撮影装置の2台があります。心筋梗塞の治療では、血管内に風船付きのカテーテルを入れて狭くなった血管を拡げたり、脳動脈瘤では、瘤の中に金属コイルを詰め、動脈瘤の破裂を防いだり、腹部では、抗癌剤を直接注入する治療が行われています。
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放射線治療
高エネルギー直線加速装置で放射線を病巣部に集中して照射します。痛みもなく副作用も非常に少ない治療法です。また、ライナックナイフシステムで、頭部を対象とした定位放射線照射も行っています。癌治療の3本柱(外科手術、化学療法、放射線療法)の一つである放射線治療を行える治療施設として、安心して治療を受けていただけるよう細心の注意を払い、取り組んでいます。
骨塩量測定装置
主に骨粗鬆症の診断装置です。腰椎の骨量を2種類の X線を利用して測定する検査です。検査時間は5~10分程度です。
X線TV装置
X線を利用して透視や撮影を行う装置です。胃や食道、小腸、大腸といった消化管疾患の診断、ERCP(内視鏡的逆行性胆道水管造影)検査での治療や、整形領域の脱臼整復などに使用しています。
救急医療
能登唯一の”救命救急センター”として
当院は、平成12年5月1日に「救命救急センター」の指定を受け、全能登地区の医療機関、消防本部が一体となる救急医療体制のネットワークの構築に努めています。
石川県では、石川県立中央病院に次いで指定を受け、能登地区唯一の「救命救急センター」として24時間365日の救急搬送の受け入れ、二次救急としての入院救急医療及び三次救急医療を担っています。平成30年9月からは、石川県が運航するドクターヘリの能登地区における拠点基地となっています。
また、当院の救命救急センターは、「救命救急センター病棟」と「救急外来」で構成されています。
<救命救急センターの理念と方針> ■理 念 能登全域における「救急医療の最後の砦」としての社会的使命を全うします。 ■方 針 1.救急・災害拠点病院としての機能向上を目指します。 2.患者の皆さんの立場を第一に考えた医療を目指します。 3.たゆまぬ研鑚をとおして医療水準の向上を目指します。 4.最良でより高度な急性期医療を目指します。 5.チーム医療に徹し、全職員が誇りを持って働ける職場を目指します。 |
救命救急センターの応需率
項目 | 実数等 | ||
1 | 救命センターの応需率 | 99.3% | |
2 | 消防機関からの搬送受入要請件数 | 2,692件 | |
(うち受入件数) | 2,675件 |
救急外来
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○平日の日勤帯(8:30~17:15)救急外来として、原則救急搬送された患者さんの対応を行っております。 |
○休日(終日)及び時間外(17:15~8:30)時間外外来として、すべての急病患者さんの対応を行っております。 |
◇救急搬送された患者さん、重篤な救急患者さんには、救急外来担当医師が迅速に検査・初期治療を行い、院内各専門科と連携しながら、救急医療の提供を行っております。 | ![]() |
◇時間外(夜間・休日)の診察においても、突然に発症した病気や怪我などの急病については、24時間体制で受け付けております。まずは、お電話でのご連絡をお願いいたします。 |
<院内トリアージについて> |
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↑クリックして拡大 |
<受診に際してのお願い> なるべく、診療体制の整った、平日日中(診療科によっては、午前のみ)の時間内の受診をお願いいたします。 |
外来の診療体制
【救急車対応】
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 祝祭日 | |
午前 8:30~12:30 |
外科系 | 外科系 | 外科系 | 外科系 | 外科系 | 外科系 | 外科系 | 外科系 |
午後 12:30~17:15 |
内科系 | 内科系 | 内科系 | 内科系 | 内科系 | |||
時間外 17:15~8:30 |
外科系 | 外科系 | 外科系 | 外科系 | 外科系 | 外科系 | 外科系 | 外科系 |
* 救急担当医師:1名。時間外および休日は、外科系の日直当直医が担当。
* 平日は、救急医が不定期で担当。
* ドクターカーを有しており、消防機関からの要請で出動することもあります。
* より高度な治療が必要な患者さんには、転院搬送を行う場合もあります。
【急病患者対応】
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 祝祭日 | |
午前 8:30~12:30 |
外科系 内科系 |
- | - | - | - | - | 外科系 内科系 |
外科系 内科系 |
午後 12:30~17:15 |
- | - | - | - | - | |||
時間外 17:15~8:30 |
外科系 内科系 |
外科系 内科系 |
外科系 内科系 |
外科系 内科系 |
外科系 内科系 |
外科系 内科系 |
外科系 内科系 |
外科系 内科系 |
* 診察医は、原則、外科系医師と内科系医師の2名体制で行っています。
* 小児診療について、休日は七尾鹿島の小児科当番に参画しています。
* 小児科医が当直でない場合は、外科系医師と内科系医師が交互に対応し、必要な場合は小児科医へ相談します。
ドクターズカー
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【ドクターズカー】 | 【ドクターズカーの設備】 |
平成23年3月に、JA共済連石川様から寄贈していただいた、「除細動器・人工呼吸器・心電図モニター」など最新の機器を装備した救急車。 医師や看護師が同乗し、医療行為を行いながら患者さんを搬送する、ドクターズカーとしての利用が可能になっています。 |
救命救急センター病棟
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○病床数 : 20床(うちHCU:8床) 重症の患者さん及び術後の患者さん、緊急で入院された患者さんの受け入れを行っています。 |
教育機関として
当院は、教育機関としての役割も担っており、救命救急センターにおいて、研修医や看護師臨床研修生、救急救命士などの研修を受け入れています。
災害医療
地域災害医療センター(災害拠点病院)とは
災害医療機関を支援する機能を有する病院で、重症・重篤な傷病者を受け入れるなど、災害時の医療救護活動において中心的な役割を担う病院として位置づけられています。
【災害拠点病院 平成9年2月14日指定】
災害拠点病院として必要な施設・設備
- 病棟(病室、集中治療室等)、救急診療に必要な診療棟(診察室、検査室、エックス線室、手術室、人工透析室等)及び簡易ベッド等の備蓄倉庫
- 災害時の重症患者を応急的に収容するに十分な広さの講堂、会議室、廊下等
- 診療に必要な施設が耐震構造であること
- 自家発電装置、受水槽、燃料備蓄等によるライフラインの維持機能
- 原則として敷地内にヘリコプターの離発着場があること
- 広域災害・救急医療情報システム(EMIS)の端末
- 衛星携帯電話及び衛星インターネット接続機能
- 患者の多数発生時用の簡易ベッド・被災地における自己完結型の医療救護に対応できる携行式の応急用医療資器材、応急用医薬品、テント、発電機等
【ヘリポート】
災害拠点病院が有する災害医療支援機能
- 多発外傷、挫滅症候群、広範囲熱傷等の災害時に多発する重篤救急患者の救命医療を行うための高度の診療機能
- 患者の受入れ及び搬出を行う広域搬送への対応機能
- 自己完結型の医療救護チームの派遣機能
【トリアージ訓練】
【原子力災害訓練】
DMATとは
災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム
全国の災害拠点病院に緊急派遣可能な医療チームを組織し、広域大規模自然災害の発災時には直ちに被災地災害拠点病院へ駆けつけ、同病院の指揮下に発災48時間以内の急性期災害医療を行う医療チームです。当院の派遣人員は2チーム(各チーム医師1名、看護師2名、業務調整員2名)で構成されています。県内外で行われる研修や訓練などに積極的に参加しています。
一人でも多くの命を助けるために
意識清明であった被災者が救出とともに急変し、心停止に至ったクラッシュ症候群、手足を挟んだ重量物を除去できず、現場での切断もできず迫り来る火の手に巻き込まれた例、適切な初期医療が受けられぬまま命を落とした例も少なくなかった。従来、医療救護班は避難所の仮設診療所や巡回診療を担当してきたが、救命の観点からみた災害医療として充分とは言い難い。急性期に可及的早期に救出・救助部門と合同し、トレーニングを受けた医療救護班が災害現場に出向くことが、予防できる被災者の死の回避につながる。
平成13年度厚生科学特別研究 「日本における災害時派遣医療チーム(DMAT)の標準化に関する研究」報告書
DMATの機能・任務
- 被災地内での医療情報収集と伝達
- 災害現場でのトリアージ、応急処置等
- 被災地内の病院における診療の支援
- 近隣・域内搬送における消防ヘリ、救急車等の内での患者の監視、必要な処置
- 広域搬送拠点臨時医療施設(SCU:ステージングケアユニット)における患者安定化処置、搬送トリアージ等
- 広域医療搬送での航空機内における患者の監視、必要な処置
【災害現場でのトリアージ訓練:石川県総合防災訓練】
【霞目駐屯地でのSCU活動:東日本大震災】
【中部ブロックDMAT実動訓練】